熊本の精神科/神経科/内科/放射線科/歯科の菊陽病院
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精神科専門研修

専攻医募集

幅広い精神疾患に対応し患者さんの人生に寄り添う精神科医の養成を行っています

募集要項
プログラム 精神科専門研修プログラム「くまもと」
DIGEST 研修プログラムダイジェスト
研修期間 3年
応募資格 医師免許取得後、2年以上の臨床経験を有する医師
選考方法 書類選考と面接
電話番号 096-232-3171(担当 医局事務)
メールアドレス ikyokuhisyo@kikuyouhp.jp
基幹研修施設 菊陽病院
連携施設 向陽台病院、桜が丘病院、くまもと南部広域病院、協立クリニック(以上熊本県)
沖縄協同病院(沖縄県)、肥前医療センター(佐賀県)、吉田病院(奈良県)
外部掲載 「研修病院ナビ」に紹介されました
業務内容や条件につきましてはご連絡いただいた際にご説明します。
はじめに

様々な社会システムの急激な変化に伴い、そこに発生する現代人の精神科領域問題も多様化しています。そして、その結果として精神科医師に求められる技術も広範囲にわたるものとなっています。実際の事例として統合失調症双極性障害などの内因性疾患だけでなく、ストレス性疾患、心身症、老年期精神疾患、登校拒否・摂食障害に代表される思春期の危機中年期危機、などライフサイクルからみた不適応が多方面に及んでいます。

研修の目的

研修の目的を6つの項目に分けて紹介します。

臨床精神医学の修練
すべての精神科疾患について診断し、治療方針を決定できる。
種々の形態の精神科医療に対応できる
一人で外来医療から入院医療まで責任を持てる。デイケア、総合病院での外来、リエゾンなどに対応し、場を使いこなし、治療システムを作る能力持つ。
チーム医療能力・態度
治療チームを組織し、民主的集団医療を実践できる。
地域(社会)精神衛生的な視野を育て、自らの役割を発揮できる。
病院の外に出て行き、精神保健センター・作業所・家族会・患者会・福祉・保健所と協力し保健予防活動や、「共同の営みとしての医療」が実践できる。
患者様を取り巻く社会のあり方に警鐘を発していく
精神科では「生活と労働の場で疾病を捉える視点」は従来から実践されていますが、さらに社会に問いただしていく姿勢が必要です。医療制度・福祉制度・政治のあり方にも目を向ける必要があります。
臨床研究能力・態度
一人で臨床精神医学のレポートが書ける。
研修の流れ
基礎研修
【精神科医療のネットワーク】
精神科医師のみならず、精神科に興味のある他科医師の為の精神科3ヶ月研修をしています。精神科医療は、一昔前までは精神病院に限定されていたが、昨今では普通の人々の精神心理的がその守備範囲に入ってきました。総合病院や診療所における精神科医医療の必要性が叫ばれ、精神科への期待は年々高まって来ています。統合失調症・アルコール依存症・うつ病・認知症などは、一般病院・診療所の日常診療の中に既に紛れて存在しており、精神病院でしか見られない特殊な疾患ではありません。精神科的な「目と構え」があれば、“問題患者”というレッテルを付すことなく“疾病”として適切なプライマリーケアが施されます。
研修1年目
状態像の評価ができ急性期状態に対応できるようになる。統合失調症やその他の急性期疾患が対象である。
  1. 精神病理学用語が使いこなせる。(所見を取り記載する)
  2. 必要かつ充分な病歴を取れ、正しい症状評価・精神医学的診断ができる。
  3. 必要な身体的検査や心理テストのオーダーができる。
  4. 治療計画を立てて実行できる。特に入院の必要性や、自傷他害などの攻撃的行為の可能性を評価できる。
  5. 精神科救急とクライシス・インターベンションのトレーニング。統合失調症・躁鬱病・薬物依存・せん妄など急性期への対応。家族相談への対応。
  6. 患者様が信頼感を持つような治療的面接が行える(支持精神療法)。ご家族に対しても支持的面接ができる。
  7. 向精神薬を使いこなせる。
  8. 急性精神病状態の寛解過程をつかむ。
  9. 集団精神療法的な場を経験する。
  10. 治療スタッフとの良好な協力共同関係をつくれる。(情報収集・治療計画立案およびその実行)
  11. できれば学会発表をする。
研修2年目

性期患者も含め単科精神病院でのトータルな治療が行えるようになる。

統合失調症・神経症・境界例

  1. 統合失調症病患者治療・リハビリテーションを、OT・PSWなどと協力して行える。(作業療法の処方・デイケア)
  2. 慢性神経症、境界例を扱う。
  3. 集団精神療法・家族療法について学ぶ 。
  4. 力動精神医学的観点を持った面接が次第に行える 。
  5. 思春期ケースなどに対して家族力動を考慮した治療を経験する。
  6. 保健所などの地域精神衛生の場への参加をする。
  7. 学会発表を1回はする。
研修3年目

人・アルコール・嗜癖など幅広い患者への対応、地域精神医療。

  1. 老年精神医療。(認知症など老年期の精神疾患のシステミックな勉強)
  2. アルコール依存症の治療。
    • 大集団療法
    • 一般科との連携
    • アダルト・チルドレン、ギャンブル依存症、摂食障害などの嗜癖についても学ぶ
    • セルフヘルプグループ
  3. 地域精神保健(保健所アドバイザー他)の場で、地域のスタッフと協同して精神保健活動を行う。
  4. デイケア
  5. 学会発表を行う(一つ以上)、できれば臨床論文を一報書く。
研修4年目

性期患者も含め単科精神病院でのトータルな治療が行えるようになる。

統合失調症・神経症・境界例

  1. 精神保健指定医資格をとる。
  2. 病棟管理・スタッフ教育。
  3. リエゾン・コンサルテーション。【くわみず病院
  4. 専門分野を決めて深めていく。
  5. 臨床精神医学論文を書く。(4年間で少なくとも一本の論文を書く)

当院の見学や研修プログラムについて、詳しくは下記までお気軽にお問い合わせください。

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